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第2940回 摂る価値あり



 タンパク質の最小構成単位はアミノ酸で、摂取されたタンパク質はアミノ酸の状態にまで分解されて吸収されます。そのため、せっかくタンパク質の一種であるコラーゲンを摂取してもアミノ酸にまで分解されてしまうので、コラーゲンを摂る事にはあまり意味がありませんという話しを聞かされる事があります。

 逆にコラーゲンがたっぷり含まれたもつ鍋を食べると、次の日の肌の調子が全然違うという話も聞かされ、両極端な意見の存在にコラーゲンを摂取する事の意味について考えてしまいます。

 肌の状態が良くなったり、関節の痛みが和らいだりといったコラーゲンの効果を謳う健康食品が多数存在し、それなりの売上を誇っていて多数のリピーターもいる事を考えると、何らかの体感できる効果が存在するのかと思えるのですが、学術的な根拠となるものは少ないともいわれていました。

 ところが最近になってコラーゲンを摂取する事は肌に良い影響を与えている可能性を示唆する研究報告が相次いでいて、これまでいわれてきたように肌の状態を良くして美容に役立つだけでなく、傷の治りを早くするという事もいわれるようになってきています。

 コラーゲンはタンパク質の一種として人の体のタンパク質の3分の1を占めるともいわれ、日常的に接する魚や肉などの食材にも広く含まれています。

 食を通して摂取されたコラーゲンは消化によって吸収されるためのアミノ酸にまで分解されるのですが、消化吸収にはもう少し大きいアミノ酸が幾つか結合したペプチドの状態でも可能であり、多くのタンパク質がペプチドの状態で吸収されています。

 コラーゲンを分解して得られるコラーゲンペプチド摂取してもらい、3時間後に血液を採取して検査を行うと、全てのペプチドが分解されてアミノ酸になってしまう訳ではなく、多くのペプチドが残されている事が判っています。

 ペプチドの状態で血液によって運ばれているという事は再度コラーゲンに合成される可能性が高く、コラーゲンの摂取が肌のコラーゲンの合成を容易にし、肌の状態を良くしている事が考えられます。

 コラーゲンは免疫の司令官ともいえるマクロファージの大好物で、与える事で働きが飛躍的に向上するとされる事から努めてコラーゲンを摂るようにしていたのですが、単なるアミノ酸の補給ではなく、しっかりと肌や関節のケアに役立っていたという事は、多くのユーザーに朗報となるのではとも思っています。


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