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第2999回 心太く



 高校生の頃、有名なギタリストが微量元素が効率良く摂れるとして、海藻をよく食べるとインタビューで話していた事がありました。その当時はあまり微量元素については詳しくなかったのですが、何となく良さそうな感じがして海藻から作られる身近な食べ物、トコロテンをよく食べるようにしていました。

 トコロテンは今でも大好きな食べ物となっていて、微量元素よりも感じで表記した際の「心太」から、心を図太くもつための開運食のように思って接しています。

 トコロテンの起源は定かではないとされ、おそらく海藻を煮溶かしていて放置していたところ偶然に固まってできたと考えられています。日本へは、かなり古い時代に伝えられており、正倉院の中の書物にもトコロテンの存在を示す記載が見られています。

 当時は辛子を加えたしょうゆで食べられていたとされ、しょうゆが高貴な人にしか手に入らない事を考えると、かなりの高級品として限られた人にしか食べられない物となっていました。

 江戸時代には庶民の間食として愛されるようになり、天秤棒で吊るした桶に入れられてトコロテン売りによって販売されるようになり、砂糖やしょうゆで味付けをして夏の涼を演出していました。その頃の販売価格は寛永通宝の一文であったとされる事から、現在の貨幣価値で40円程度である事から、平安時代の高級食は庶民の間に根付いていた事が伺えます。

 ほとんどが水分で低カロリーである事からダイエット食とされてきたトコロテンですが、最近では食物繊維が血糖値の急激な上昇を抑えるとして、食事に加えたい一品としても注目されるようになってきています。

 高校時代の事を思い出して懐かしさを覚えつつ、秋を迎えて店頭で目立たなくなる前に食べておかなければとも思えてきます。


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にんにく卵黄本舗の健康コラムです。
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