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第3007回 オーラルケアの今昔(2)



 知り合いは朝起きるなり歯磨きに向かうので、最初は奇異な習慣のように思えていたのですが、後に健康面での意外な効果を知る事となり、驚かされてしまいました。

 「食べたら磨く」といった歯磨き関連の製品の宣伝の影響もあり、物を食べたらすぐに歯を磨く事が正しい習慣のように定着しています。食べ物の残り滓を取り除く事によって歯周病菌の繁殖を抑え、口の中の状態を良好に保つという発想ですが、それが間違いである事が最近になって指摘されてきています。

 食事の際、直截的な酸味ではなくても歯は酸性の状況下にさらされてしまいます。一見、硬くて頑丈そうな歯ですが、酸性化では歯のエナメル質を構成しているカルシウムやリンが溶け出してしまい、表面が柔らかい状態になってしまいます。

 その状態で歯磨きをしてしまうとブラシによって歯の表面が摩耗してしまい、知覚過敏を引き起こしてしまったり、イオン化したカルシウムやリンを唾液ごと除いてしまい、歯が再び硬さを取り戻す再石灰化を台無しにしてしまいます。

 そのため、脱灰と呼ばれる食事によるエナメル質の軟化が終了し、再石灰化によって硬さを取り戻す行程が終了する食後30分から1時間ほどは歯磨きをしない方が良いともいわれるようになってきています。

 知人の習慣についても、夜、寝ているうちは唾液の循環が低下する事から歯周病菌が増加している事が考えられ、朝起きて増殖した歯周病菌を飲み込んでしまう事がさまざまな内臓の疾患に繋がっているともいわれます。

 海外の歯科医が食後の歯磨きという習慣について、「菌が増え切った状態でエサを与えるのか」と食前の歯磨きの方が正しいとしたコメントもあり、いつやるべきなのか正しい結論が欲しいとも思えてきます。


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にんにく卵黄本舗の健康コラムです。
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