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第3024回 櫓と掘りと天板



 坊ちゃんは猫という事もあり、冬場はコタツがお気に入りとなっています。私がコタツに入ると、私の足にもたれかかってくるので、せっかく寝ている坊ちゃんを起こさないようにと極力動かないようにしていて、入る事で活動量が激減するという意味では、以前、インターネット上で見付けた「ダメ人間製造機」というコタツに関する解説を思い出してしまいます。

 コタツの誕生は室町時代にまで遡るとされ、当時の家は密閉率が低かった事から暖房の効率を高めるために囲炉裏の上に櫓を組み、布団を掛けた事がはじまりとされます。

 やがて櫓を組む事を前提に囲炉裏を床と同じ高さに下げる工夫が見られるようになり、掘りコタツが登場する事となるのですが、今日のような腰掛けて入る事を意図した本格的な掘りコタツが誕生するのは明治42年(1909年)の事となっています。

 東京の上野に住んでいたイギリス人のバーナード・リーチが日本人のように正座をする事を苦手としていて、自宅のコタツを腰掛けて入る事ができるように掘り下げた事が最初とされます。それを志賀直哉や里見弴が随筆の中で誉めた事がきっかけとなり、全国に知られる存在となって普及していきます。

 今日では冬場だけでなく、暖房が必要ない季節には布団を除いてテーブルとして年中活躍するコタツですが、櫓を覆う布団の上に天板を乗せてテーブルとしての機能を持たせるようになったのは、意外なほど歴史が浅い事となっています。

 コタツ板とも呼ばれる天板は、元々はコタツに入ったまま食事ができるようにと宿屋で始まったとされ、1950年代の終わり頃に一般家庭にも普及したとされます。

 大手家電メーカーの1957年のカタログにはコタツ板がなく、昭和の庶民の暮らしを描いた漫画の「サザエさん」にもコタツ板が登場するのは1959年以降の事となっています。

 私にとっては坊ちゃんと一緒に過ごせる大切な暖房器具ですが、同時に愛用のノートパソコンを使う事もでき、熱源の電化や天板の存在など、コタツの進化をありがたく思ってしまいます。


 
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にんにく卵黄本舗の健康コラムです。
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