第3046回 約束の行方(1)



 子供の頃、誰との話の中の事だったのかは思い出せないのですが、「貴方が大人になる頃には、ガンは今のような怖い病気ではなくなって、盲腸のように普通に治せる病気になっていますよ」と聞かされた事が強く印象に残されています。

 どのような場面での発言だったのかも判らないのですが、今から思うと大切な方をガンで亡くされた直後の事だったのではと思われ、そうでなければ子供の私にそのような話はしないようにも思え、まるで何かの約束事のようにも聞こえていました。

 あれから随分とたくさんの時間が流れ、私は充分過ぎるほど大人になったのですが、ガンという病はいまだに普通に治せる病気とはなっていないばかりか、あの頃の私のような子供に私は同じような発言をする事ができないと思っています。

 それだけガンという病は克服する事が難しい病となっていて、研究が進んで光明が見えたようで打ち砕かれるという事の繰り返しが治療法の確立を阻み、多くの命を奪い続けている事に繋がっていると思えます。

 以前、ガンについてとても気になる事を聞かされた事があります。ガンを克服するために行われている研究で使われるガン細胞は、研究のために人工的に作り出されたガン細胞であり、自然に発生しているガン細胞とは異なるものであるという指摘があり、これまで積み重ねられてきた研究が根底から覆る可能性があるといいます。

 研究で使うガン細胞は遺伝子操作や薬剤の刺激などによって作り出される事から、本来であれば自然界に存在するものではなく、無理やり生み出されたものであるという不自然な生命力が研究の方向性を誤らせているとも考えられます。

 古来より「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」といわれますが、その敵を間違ってしまっていたらと思うと、道のりの遠さを改めて思ってしまいます。


 
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