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第3054回 猫の好み



 ある晩の事、眠っていると家の中のパトロールを終えた坊ちゃんが近付いてきた気配でうっすらと目を覚ましました。坊ちゃんは私の手に数回頭を擦り付けて、まるで「パトロールお疲れ様。今日も頑張ったね」と頭を撫でられているようで、その後、寄り添うように横になって眠ってしまいました。

 昔から「犬は人に付き、猫は家に付く」といわれますが、少なくとも坊ちゃんは私に付いてくれるように思えます。猫はそのマイペースさと付き合いの悪さで研究が進まない動物といわれますが、そんな中、猫が本当に好むのは何なのかという研究が行われていました。

 研究を行ったのはオレゴン州立大学の研究チームで、猫がどのような刺激を好むのかについて食べ物、おもちゃ、におい、人との交流という四つのカテゴリーに分けて実験を行っています。

 実験には飼い猫33匹と動物保護施設の保護猫22匹を加えた55匹で行われたのですが、最終的に実験に協力してくれたのは38匹にとどまり、相変わらずの付き合いの悪さを感じさせてくれます。

 四つのカテゴリーには「食べ物(鶏肉、マグロ、猫用のおやつ)」、「おもちゃ(羽根、ネズミのおもちゃ、猫じゃらし)」、「におい(アレチネズミのにおい、マタタビ、他の猫のにおい)」、「人との交流(話しかける、撫でる、おもちゃで一緒に遊ぶ)」といった細かなメニューが用意され、猫の嗜好が正確に掴めるように工夫されています。

 実験は猫を一匹ずつ隔離した上で2時間半に渡って四つのカテゴリーの中から三つの刺激を与え、どの刺激に対して最も時間を費やすかで猫が本当に好むものについて分析を行っています。

 その結果、実験に付き合ってくれた38匹の猫のうち、半数の19匹の猫がほとんどの時間を人との交流に費やしていて、14匹が食べ物、4匹がおもちゃ、においは1匹だけとなり、猫が本当に好んでいるのは人との交流である事が判ります。

 今回の研究はサンプル数が充分ではないともいわれますが、猫好きの間では結果は見えていたともいわれ、猫が孤独を好み、人に対してよそよそいしいと感じているのは猫と暮らした事のない人だけで、猫は人と過ごす時間を大切にしていると多くの人が感じています。

 
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