第3062回 筋トレの効用

 

実家に同窓会の案内が届いたと母親から連絡があり、これまでも幾度か届いているはずなのですが、今回に限って熱心に出席するように促された事もあり、卒業後、初めて出席してみる事にしました。

 ずいぶんと久々にお会いした恩師は、思っていたよりも年を取っておられず、その事に一安心しながら、一度体を傷められたらしく、「人はケガをしてから筋力トレーニングの大切さを知るが、筋力トレーニングは体が自由に動くうちにやっておかなければいけない」という一言に妙に納得させられてしまいました。

 筋力トレーニングは筋肉に負荷をかけ、筋繊維を太く成長させる必要がある事から、普段から心掛けて全身の筋力を鍛えておくと、万が一のケガなどの際も慌てて筋力不足を補うという事がなく安心できると思えます。

 そうして筋力トレーニングの必要性を考えていたのですが、それ以上に筋力トレーニングを行う事のメリットが最近の研究で判ってきています。筋力トレーニングを行っている人とそうでない人では、全ての死因において死亡リスクが23%低く、特にガンに関しては31%もリスクが低下するといいます。

 オーストラリア、シドニー大学の研究プロジェクトがイングランド健康調査及びスコットランド健康調査の1994年から2008年までのデータを用い、30歳以上の成人、約8万人を対象に筋力トレーニングと全死因における死亡、ガンによる死亡の関連性を分析したところ、週二回以上、筋力トレーニングを行っている人に関して明らかな死亡リスクの低下が確認されています。

 筋力トレーニングと死亡リスクとの因果関係については、完全には解明されていないとされますが、同様の結果はアメリカのペンシルバニア州立大学の研究でも示されていて、65歳以上の高齢者で筋力トレーニングを行っている人は、そうでない人と比べて全死因による死亡リスクが31.6%も低いとされていて、筋力トレーニングを行う価値の高さを窺わせてくれます。

 筋力トレーニングというとジムで行うウェイトトレーニングが思い浮かんでしまいますが、腹筋や腕立て伏せなどの日常的にできる簡単なものでもよく、仕事や勉強、家事などの合間を使って無理のないペースで行えば充分とされています。手軽で大きな効果を上げられる事から、行わないと損なようにも思えます。


 
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