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第3067回 クモへの恐怖(1)

 

自然豊かな日常を過ごしている事もあり、苦手な昆虫と出会ってしまう事も珍しくはないのですが、さすがに冬となると虫たちを見掛ける事もなくなり、一安心という気分になれます。

 そんな中、屋内は暖かいという事もあり、クモだけは年間を通して見掛けてしまうのですが、クモは昆虫ではないので例外なのかと思いつつ、やはり苦手なものを感じてしまいます。

 日本ではそれほど声高にいわれる事はないのですが、「アラクノフォビア」という言葉の存在が示すように、英語圏ではクモへの恐怖心は「クモ恐怖症」として一定の市民権を得てしまっています。

 クモという存在は、何がそんなに気持ち悪いのかと考えてしまうのですが、産毛が生えた様子や単眼が不気味な顔、不気味に動く8本の脚、膨らんだ腹部、虫を捕まえて食べるという生態、そのすべてが気持ち悪い対象となるように思えてくるのですが、クモへの恐怖について行われた研究では、細かく認識したパーツや後天的な知識、経験によるものではなく、本能からくるものだという事が判ってきています。

 生後6ヶ月のまだ物心も付かず、経験も知識も乏しい乳児にさまざまな画像を見せ、その際の乳児の瞳孔の様子を観察するという形で行われた研究では、花や魚などの画像を見せた時よりも明らかにクモと蛇の画像を見せた時の方が、明らかに瞳孔が大きく広がる事が観察され、潜在的な恐怖心を抱いている事が観察されています。

 同じ研究の中では熊やサイといった危険度の高い動物の画像も使われてはいますが、それらに対しては乳児はこれといった反応はせず、クモと蛇に対してのみ潜在的な恐怖が備わっているという結果が得られていました。

 クモと蛇に関しては、人類は4000万年とも6000万年ともいわれる長い時間を共に過ごしており、気付かないうちに住処に潜入され、毒によって危険な思いをし続けてきたという歴史が本能に刷り込まれてきたのかもしれないと、改めてクモへの恐怖心の根の深さを思ってしまいます。

 何かの役には立ってくれているのだろうと、家の中でクモを見掛けてもそのままにはしているのですが、出来る事なら出会う事なく過ごしていきたい同居人となっています。

 
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