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第3095回 ギラギラの光



 以前、視野に突然ギラギラと光るものが現れ、片目で見ても、両目で見ても見え方が変わらない事から、脳に出血などの急な病変が生じたのではないかと心配になった事があります。脳溢血などであれば動けるうちに身の回りを整理したり、異常を誰かに伝えなければとも思えたのですが、視野の多くの部分をギラギラの光が占めている事から思うように動けず、途方に暮れてしまうという事がありました。

 それから何度か同じ事を経験したのですが、最初の時ほどには心配にはならず、「あの時も何ともなかったのだから」と考えながら、車の運転中などではなかった事に感謝したりもしながら、自然と収まるまで20~30分程度の時間を動かずに過ごしていました。

 その後、突然目の中に現れるギラギラした光は、「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ばれるものであり、偏頭痛の予兆の一つとしてよく見られるものである事を知りました。閃輝暗点は偏頭痛の15%で見られるとされ、頭痛持ちで知られた芥川龍之介も度々経験していて、遺作となった「歯車」は閃輝暗点のギラギラの様子を表しているといわれます。

 偏頭痛は原因が判らないものも多く、閃輝暗点も原因不明とされますが、脳内の血管が収縮し、その後、弛緩した際に起こるともいわれます。閃輝暗点が起こった30分ほど後に偏頭痛が訪れる事が多いとされますが、私の場合は毎回ギラギラした光を見るだけで偏頭痛には悩まされていません。

 一部の記事では閃輝暗点の後の偏頭痛は、年齢を重ねると起こらなくなる傾向があるとされ、私の場合、若くなかった事が幸いしたのかと偏頭痛に悩まされなかった事を微妙な思いで見てしまいます。

 症状の感じからストレスとの関連を考えてしまうのですが、ストレスにさらされている状況下では発生せず、ストレスから開放された際に発生する事が多いとされ、仕事の締め切りを終えた次の日の休日に発生したという話も聞かされます。

 中にはヨガを実践している際に起こったという報告もあり、ストレスによって血管が収縮し、その後のリラックスによって収縮した血管が弛緩した際に発生しているのだと考えられ、思えば私も一人で寛いでいた時だったと思い出してしまいます。

 父親が酷い偏頭痛持ちで、子供の頃、苦しんでいる姿が理解できなかったのですが、閃輝暗点はそんな父親の体質を受け継いでしまったもので、さすがに偏頭痛の痛みまで継がせてはと思った父親が光だけに留めてくれたのかと、偏頭痛を伴わない事に感謝しながら、次はどのような場面で見る事になるのかとギラギラの光について考えてしまいます。


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