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第2174回 納豆の効用



 子供の頃から接していた事もあり、納豆にはほとんど抵抗を感じる事はなく、西日本では敬遠される傾向が強い食品という話や関西の人の納豆に対する酷評を聞かされると、少々違和感を覚えてしまいます。

 熊本は西日本でも例外的に納豆が大量消費される土地柄らしく、熊本のみで流通するパン食専用の納豆の存在などが全国ネットのクイズ番組で採り上げられると、納豆という食品に関して特殊な環境下で育ったという事が強く意識されてきます。

 納豆が嫌われる理由の一つとして臭いの存在が上げられる事が多いのですが、食べる時にそれほど臭いを意識する事がなかった私でも健康食品の原料素材として精製されたナットウキナーゼに接した際は、とても強烈なものを感じてしまい納豆が臭い故に嫌われるという事を強く意識しました。

 ナットウキナーゼは納豆菌が作り出す酵素の一種で、日本の須見洋行によって発見、命名されています。茹でた大豆が納豆菌によって納豆に変えられていく結果として生じる酵素ともされ、ナットウキナーゼを含んでいるのは納豆だけといわれます。

 強力な血栓溶解作用がある事で知られ、血栓症の予防や血液サラサラ効果などを目的とし利用などが見られています。同じく血栓の生成を予防し、血液をサラサラにする健康法としてアスピリンの常用などが知られていますが、アスピリンの代替品としても推奨されています。

 最近ではアルツハイマー病の原因とされる有害なタンパク質、アミロイドβを異性化する働きが知られるようになり、今後の研究によっては益々人気が高まりそうな酵素ともなっています。

 納豆菌自体も高い生存能力や有用な働きを活かした整腸作用や、水質の改善能力を使った環境改善作用などで注目が集まってきていて、納豆に関する意識は新たな変化の時を迎えそうな気がするのですが、抽出されたナットウキナーゼに接して初めて感じた納豆への嫌悪感は何ともいえないものがあったようにも思えています。


 
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