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第2416回 ロスの低減(2)



 食品ロスの大きな原因とされる「3分の1ルール」は、食品の賞味期限を3等分して、賞味期限の最初の3分の1までに小売店に納入し、次の3分の1の間、店頭で販売。最後の3分の1を切ったら返品などの対象として販売を行わないという商習慣を指します。

 3分の1ルールは1990年代に流通業界を中心に根付いた商習慣とされ、背景には少しでも新しい物を購入しようとする消費者の鮮度志向があるといわれます。

 売り場で見ていると、少しでも日付の新しい物を手に入れようと棚の奥の方から商品を取り出している人を見掛ける事があり、缶詰やレトルト食品などの場合、新しい物は味が充分には染みておらず、製造から1年ほど経過した方が美味しいとされる事から、わざわざ不味い物を選んでしまっているようにも見えてしまいます。

 消費者の鮮度志向は相変わらずのように思えるのですが、食品メーカー側では食品ロス減らすための取り組がすでに始められており、短く設定し過ぎていた賞味期限を延長したり、新たな技術の投入で賞味期限を長く設定する事が可能なようにしていて、この4月には大きな動きがあるとされています。

 東日本大震災以降、食品を備蓄するという意識の高まりも賞味期限の延長を後押ししたともいわれ、販売期間を長く設定できる事や消費者が食品を廃棄する理由の多くを占めるとされる賞味期限切れを少しでも減らす事ができるのではと期待が持てます。

 また、家庭から出る食品ロスは食べ残しや野菜類の皮を厚く剥き過ぎていたり、肉類の脂身を取り除き過ぎるといった過剰除去も多く含まれているとされます。増税以降、節約ムードが高まる中、そうしたロスを見直す事も大切な事なのかもしれないと思えます。


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