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第2417回 長寿の秘訣



 長寿というと泉重千代さんの名前がすぐに浮かんできます。一時ギネスブックにも最も長生きした人として記載されたり、何の連絡もなく家を訪れた観光客であってもお気に入りの黒糖焼酎を振舞って歓待したり、有名な「好みの女性のタイプは年上」といった発言など、話題に事欠かない人物であった事も大きな印象として残されています。

 残念な事に現在では生まれた頃の戸籍に不備があるとして、長寿の記録に関しては疑義が唱えられて記録は残されていませんが、いわれていた通りの年齢であれば120歳となっていた事になります。

 記録が確かなものと確認されている世界中の長寿者について見てみると、多くの方が110歳代の前半で亡くなっておられ、稀に110歳代の後半まで長生きされた方が見られ、120歳を超えるという年齢はほとんど見られない事から、そのあたりに人の寿命に関する限界があるのではと思えてきます。

 そんな限界を超えたとされた重千代さんに代わり、世界記録を保持しているのがジャンヌ・カルマンというフランスのお婆さんで、確認できている彼女の年齢は122歳と164日だったとされ、唯一の120歳を超えて生きた人として記録されています。

 彼女は1890年に没したゴッホの100周年の記念企画の際、生前のゴッホに会った事がある人物としてインタビューを受けた事で一躍有名となり、114歳の頃には自身の役で映画出演を果たした事から、最高齢の女優としての記録も保持しています。

 86歳でフェンシングを始めたり、100歳くらいまでは自転車で出掛けたりと高齢でも非常に元気で、それほど健康について気を付けるという事もなかったと伝えられています。長寿の秘訣について尋ねられると、病気をしない事と教えてくれるそうで、小さな病気であってもその積み重ねとなると長寿を害するという事には納得させられるものがあります。

 病気をしないために彼女が何かを気掛けていたのかというと、そのような形跡は見られず、むしろ逆の事が多く実についてきます。117歳で禁煙するまで彼女は喫煙者であり、ワインも大好きだったといわれます。何より好んだのがチョコレートで、1週間に1kgものチョコレートを食べていたとされます。野菜が大嫌いで、ほとんど食べる事はなかったとされる事から、とても長寿に繋がる生活習慣とはいえない事が判ります。

 重千代さんも70歳から喫煙を始め、医師に健康への悪影響を指摘されて禁煙する116歳までは喫煙者であり、黒糖焼酎のお湯割りを好んでいた事から、健康的な生活を送ろうとするストレスよりも自然体の方が長寿に繋がるのかもしれないと思えてきます。

 長寿についてはその人なりの要因が大きいように思え、遺伝か遺伝に何らかの生活習慣が重なった事で長寿に繋がると考えていて、長寿者と同じ事をしても長寿は得られないと思っています。そう思ってはいても100歳で自転車に乗れるという元気さはとても羨ましく、何か見習える事はないかと思いながらチョコレートを食べる量を増やしてみようかと考えてしまいます。


 
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