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第2533回 腰痛新説



 最近、白い犬がスイカを持ってぎっくり腰になってしまうというCMが放映されていました。身近なところでは、知り合いの若い女性が部屋を片付けようとして数冊の本の束を持ち上げた際にぎっくり腰を起こしたという話を聞かされ、持ち上げようとした荷物の重さや性別、年齢など関係なくぎっくり腰は突然やってくるものだと思えます。

 父親も何度かぎっくり腰を経験しているらしく、突然激しい痛みを伴うと聞かされているので、重い荷物を持ち上げる際などには腰の部分を意識するようにしていて、今のところ経験する事なく無事に過ごせています。

 ぎっくり腰になってしまったら、まず一番痛みが和らぐ姿勢を探し、その姿勢で痛みが治まるのを待って、その後は安静にするといわれていました。新たな研究によるとそれは間違いであり、安静に過ごす事で再発率が高まったり、悪化や慢性化を助長してしまう可能性がある事が判ってきています。

 ぎっくり腰を起こして受診した人で、安静にするように指示を受けた患者と可能な範囲で活動をするように指示された患者の間では、翌年の再発率に3倍以上もの開きがあり、安静に過ごす事で体を動かさなくなり、脊椎や筋肉の柔軟性が失われる事が高い再発率に繋がったり、腰痛の慢性化を引き起こしたりていると考えられます。

 そのため無理のない範囲で普段と変わらない生活を送る事が望ましく、安静にするにしても2日以内に留めておく事が後の経過のためには良いとされ、痛みが和らぐ姿勢で痛みが治まるのを待ち、その後は入浴などで筋肉を温め、軽いストレッチなどで筋肉の柔軟性を高めておく事が早い回復に繋がるともいわれます。

 以前、腰痛は怒りだという内容の本を見た事があるのですが、ストレスも慢性的な腰痛の原因となるといわれ、腰痛以外に睡眠障害や胃腸の不調も見られる場合、ストレスが原因となっている可能性が考えられる事から、好きな音楽を聞いたり、愚痴を聞いてもらうなどして痛みを抑える働きのあるドーパミンや、軽いウォーキングなどで心のバランスを整えるセロトニンの分泌を促す事で腰痛の軽減が図れるとされます。

 ストレスだけでも大変なのに腰痛まで加わるというのはたまったものではないと思えてくるのですが、ストレスに対して体が無理をしないように伝えているのかもしれないと思うと、現代人の多くが抱える腰痛の意味が少し解ったように思えてきます。


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