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第2535回 コーヒー美容



 ポリフェノールというと多くの食材の効能の素となっていて、とても体に良いものという感じがしてきます。一言でポリフェノールといってもさまざまな種類があり、タンニンやアントシアニン、カテキンなどもポリフェノールの一種である事から、非常にその働きは複雑なもののようにも思えてきます。

 そんなポリフェノールの中で、最近多くの効能を持つ事で注目を集めているものの一つにクロロゲン酸があると思います。クロロゲン酸はコーヒーに含まれるポリフェノールで、コーヒーの風味や色合い、苦味の素としてだけでなく、脂肪の燃焼作用や血圧の安定作用などがいわれていましたが、美肌効果もある事が知られるようになってきています。

 紫外線を浴びると体は自らを守るために、表皮角化細胞の色素細胞にメラニンを作る指令を出します。日焼けによって肌の色が黒くなるのはそのためで、通常であれば肌が黒く変色しても表皮角化細胞からの命令がなくなるとメラニンは作られなくなり、やがて新陳代謝によって角質がはがれ落ちて肌は本来の色に戻る事ができます。

 長年、紫外線を浴び続けた表皮角化細胞は遺伝子に損傷を受けてしまい、日光の有無に関わらずメラニンを作るように誤った指令を出し続けてしまうようになってしまいます。その状態が肌の一部で起こってしまっているのがシミと考えられ、光による老化の一環とされています。

 クロロゲン酸はメラニンを作るように出される誤った指令をブロックし、色素細胞が作り出したメラニンが表皮角化細胞へ受け渡されるルートを遮断する働きがあるとされ、二段階にシミの発生を抑えると考えられています。

 日常的にコーヒーをよく飲んでいる人はシミが少ないという意見もありますが、身の回りの自称コーヒー通はゴルファーが多く、日光を人より多く浴びているためか、あまり肌の状態が良い印象はありません。クロロゲン酸に限らずコーヒーには多くのポリフェノール類が含まれ、ある調査では日本人が摂取するポリフェノール類の半数はコーヒーを通して摂取しているともいわれます。美味しく接する事で健康作りに役立つというのは、何より良い事と思えます。


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