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第2538回 二つの太陽



 SF小説が好きで、小説を読んだり映画化されたものを見たりするのですが、遠い宇宙の彼方という設定で二つの太陽を持つ星が登場したりして、地球とは大きく異なる環境のように思えます。太陽が二つある事で日中と夜間の寒暖の差が大きい砂漠のような世界観が描かれる事が多いのですが、実際に太陽が二つある場合、どのような世界になるのだろうと考えてしまいます。

 太陽を厳密に定義すると惑星はその引力の影響下に置かれる事から、二つの太陽を持つという事はかなり難しい状態である事が考えられます。一つであれば単純に引力と遠心力のバランスだけで太陽の周りを回っていれば良いのですが、それが二つとなると円軌道を採る事自体が難しくなってしまいます。

 そのためかつては惑星が太陽を二つ持つ事は不可能と考えられ、二つの太陽からの変化し続ける引力という不安定な力のために、惑星は遠心力によって宇宙の彼方へ飛ばされてしまうか、どちらか片方の太陽に墜落してしまうしかないとされていました。

 しかし、2011年にケプラー宇宙望遠鏡を使った観測の結果、連星系ケプラー16Aとケプラー16Bという二つの太陽を重心として公転する惑星の存在が確認され、二つの太陽を持つ星が存在する事が明らかにされています。

 二つの太陽を持つ星は、地球と太陽の距離よりも少しだけ太陽に近い位置を229日という公転周期で回っており、惑星に生命体が存在できる軌道の範囲のほぼ外側の端にあるとされます。

 表面温度は-100度ほどとの事なので、二つの太陽による灼熱の砂漠ではなさそうですが、かなり過酷な環境のようにも思えます。二つの太陽による夜明けと夕焼け、少しだけ見てみたいように思えます。


 
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