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第2540回 植物性?動物性?



 最近では春だけでなく秋の花粉症も話題になる事が多く、季節の変化と共に憂鬱な思いを抱える人も増えてきているのではと思えます。花粉症などのアレルギー反応は自己の免疫が関わっている事から、免疫の素の一つでもある腸内細菌の状態を整えるという事で、「菌活」という言葉も聞かれるようになってきています。

 菌活は乳酸菌の摂取が中心となる事から、ヨーグルト関連の製品が主流となり、効能別に菌株をアルファベットや数字などで示した製品が販売されていて、製品イメージや美味しさ以外にも菌を選択するという選び方もできるようになってきています。

 そんな乳酸菌選びの中に、かねてより有効性が示唆されながら菌活に名前が上がっていなかった乳酸菌が、この冬、加わりそうだといわれています。その乳酸菌の名は「ラブレ菌」で、ヨーグルトではなく京都の伝統的な漬物であるすぐき漬けから日本人の手によって発見された乳酸菌です。

 乳酸菌はその棲息環境によって牛乳などの動物由来の物の中で繁殖する「動物性乳酸菌」と、漬物などの植物由来の物の中に棲息する「植物性乳酸菌」に分けて語られる事があります。漬物から発見されたラブレ菌は植物性乳酸菌の代表的な存在であり、牛乳を発酵させるという乳酸菌のイメージを一変させたという事もできます。

 植物由来の物はヘルシーで動物由来の物はそうではないといったイメージがある事から、植物性乳酸菌の方がヘルシーであるといった意見や、植物性乳酸菌は漬物という殺菌力に溢れた塩に囲まれても生き続ける事から強い乳酸菌であり、生きて腸へと届くという事を聞かされる事がありますが、あくまでも乳酸菌は菌類であり植物ではない事や、塩によって競合となる細菌の棲息を抑えてもらっている事を考えると一概にはどちらが優れているともいえないように思えてきます。

 そんな植物性乳酸菌のラブレ菌ですが、今回注目されそうなきっかけとなったのは、某大手メーカーによる研究で、ラブレ菌を接種しておく事でインフルエンザに感染する確立を大幅に軽減できたという結果が得られたそうで、秋の花粉症が一段落すると急に心配になってくるインフルエンザへの備えとして名前を聞く機会が増えそうに思えてきます。

 細菌では腸内細菌は消化や免疫だけでなく、メンタルな部分にも深く関わっている事がいわれるようになり、菌活の重要性はこれからさらに盛り上がりそうな気がしています。乳酸菌に納豆菌、酵母とこれからも何かとお世話になる事は必至と思っています。


 
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